03 利用推進部 インタビュー​

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インタビュー

03

利用推進部

Aさん

女性 2017年入所

Q

CROSS 中性子科学センター(以下CROSS)に入所したきっかけを教えてください。

前職は派遣で翻訳の仕事をしていました。当時J-PARC関係の部署で勤務をしていた元職場の上司にたまたま会って近況報告をしているうちに近々退職することを話したら、「CROSS の利用推進部で新しいスタッフを募集しているよ」と伺ったんです。物質・生命科学実験施設(MLF)はもちろんJ-PARCのこともほとんど知りませんでしたが、大型実験施設の運営にかかわる仕事ということに興味をもって応募しました。

Q

現在はどんなお仕事をされているんですか?

J-PARCにあるMLFでは、施設を利用する課題の公募を年2回実施しています。応募された多くの課題の中から公正公平な課題選定を経て利用課題が決定されますが、利用推進部ではそのために開催される複数の審査委員会を事務局としてサポートし、滞りなく進行させることが主な業務になります。例えば、研究分野ごとに全部で9つの分科会がありますが、私はそれぞれで開催する委員会のために会場の準備やオンライン会議用のネットワークの設定、委員会の日程調整など委員との連絡や委員会資料の作成などを行っています。またそれ以外にも海外から来るユーザーに対してビザ申請のための書類を作成し送付することも行っています。委員やユーザーには海外の方も含まれるので、業務では英語を使用することも多いです。

Q

別業種からの転職でしたが、とまどいはありませんでしたか?

入ったばかりの頃は職務内容の何もかもが目新しく、先輩方がやり取りするメールの内容を見ながら業務を把握することで精いっぱいでした。
課題選定はA期B期の年2回行われるのですが、A期を乗り切って流れが分かってくると、少しずつ業務への理解が進みB期に取り組むことができました。最初は分からないことが多かったのですが、先輩や上司がしっかりサポートしてくれたので、そこは安心感がありました。

Q

お仕事をしていてどんなことにやりがいを感じますか?

年2回の課題選定のプロセスは、課題公募から始まって申請課題の受理、レフェリーによるピアレヴューや分科会を経て上位委員会で課題が選定されるまでほぼ半年を要します。すべてのプロセスが終わり、審査結果を申請者に通知できた時はホッとしますね。研究には人、時間、費用などの莫大なリソースがかかります。審査する方も私たちもそのプレッシャーを理解しているからこそ、公正な選定が行われるように日々努めています。

Q

CROSS についても教えてください。A さんからみて CROSS はどんな職場ですか?

研究機関というと堅苦しいイメージがありそうですが、みなさん、優しい方が多いです。だから安心して働けます。利用推進部は女性が多いので、和気あいあいと話していますよ。
他の部署もひとつの建物の中にあるので、違う部署の方にも気軽に相談できる環境にあると思います。

Q

最後に利用推進部のお仕事に興味を持ってくださった方にメッセージをお願いします。

私も未経験からの出発でしたが、まずは業務の流れをつかむのがポイントだと思います。課題選定など普段聞きなれない言葉が出てきますが、私たち先輩がしっかりとサポートするので安心してくださいね。